稼ぐフリーランスエンジニアの特徴と求められるスキル

2018年12月2日

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今回は、「フリーランスエンジニアとしてお金をたくさん稼げるようになりたい」と考えている向けに、稼ぐフリーランスエンジニアの特徴と求められるスキルについて解説します。お金が全てではありませんが、お金は自分のスキルを確かめる良い指標になります。現在フリーランスとして活動しているけどなかなか稼げない、今後フリーランスになろうと考えている、このような方はぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。

 

フリーランスエンジニアの平均年収

皆さんは、フリーランスエンジニアがどれくらい稼いでいるのか知っていますか?まずはフリーランスエンジニアの年収事情に焦点を当てて、フリーランスがどれくらい稼いでいるのか紹介していきます。

 

フリーランスエンジニアとは?

フリーランスエンジニアとは、会社や団体に所属することなくエンジニア業務を行なっている人のことです。フリーランスという言葉は、中世ヨーロッパで契約によって有力者に使えた騎士をフリーランスと呼んだことからきているという説が有力です。

 

 

会社員とフリーランスの大きな違いは雇用契約にあります。一般的な会社員は、所属する会社と雇用契約を結んで業務を行なっています。一方でフリーランスは、企業と業務委託契約を結んで業務を行なっています。

 

フリーランスエンジニアには大きく2つの働き方があります。1つは仕事の受注から業務まで全て自分一人で行う働き方です。この場合、業務を行う場所や時間は自分で決めることができます。もう1つは契約している会社に常駐して業務を行う働き方です。この場合は、勤務先の勤務時間に合わせて業務を行います。

 

会社員とフリーランス、どちらの働き方で働くのがいいかという点に関しては一概に言うことはできません。しかし個人的には、向上心がある人はフリーランスとして働いた方がいいと思っています。

 

 

フリーランスエンジニアの年収相場

フリーランスエンジニアの年収相場は、500万円から1,000万円だと言われています。もちろん年収が500万円よりも少ないエンジニアや1,000万円よりも多いエンジニアはいますが、だいたいこの範囲内に収まります。

 

フリーランスエンジニアの年収は、開発スキルや信頼、実績、影響力などの様々な要素によって大きく変わってきます。そのため、年収相場が広範囲となっているのです。以下、クラウドソーシングで仕事を受注する場合と、エージェント経由で仕事を受注する場合に分けて、平均年収にどのような違いがあるのかみていきましょう。

 

クラウドソーシングの場合

クラウドソーシングとは、仕事を依頼したいクライアントが発注を行い、仕事を受注したいワーカーが受注し、インターネット上で取引を行う働き方です。打ち合わせはインターネットで行うため、場所や時間に関係なく働くことが可能となります。

 

現在、クライアントとワーカーの取引を仲介するクラウドソーシングサイトが多数あります。クラウドソーシングサイトを利用することで、仕事の受注に関する手間は大幅に省くことができます。一方で、クラウドソーシングサイトでは、案件の単価が低く設定されています。そのため平均相場よりも下回ってしまうケースが比較的多くみられます。

 

クラウドソーシングを利用する場合、平均年収は400万円前後となっています。フリーランスエンジニアの平均年収相場よりもかなり低くなっていますが、仕事を受注しやすいためフリーランスとしての足がかりとして利用しましょう。

 

エージェント経由の場合

エージェントとは、フリーランスエンジニアに案件を紹介してくれる会社のことです。エージェントは案件をたくさん持っているため、エージェントを利用することで安定して仕事ができるのが大きな魅力となっています。

 

エージェント経由で案件を受注する場合、平均年収の相場は400万円から800万円となっています。営業は全てエージェントが行なってくれるため、自分で仕事を獲得できるフリーランスエンジニアよりも平均年収はやや低めに設定されています。しかしクラウドソーシングを利用する場合よりも、多くの年収を得ることができるため、ある程度スキルのある方はエージェント経由で案件を受注するのがおすすめです。

 

フリーランスエンジニアの年収についてまとめると以下のようになります。

クラウドソーシング経由で案件を受注 400万円前後
エージェント経由で案件を受注 400万円から800万円
自分で営業して案件を受注 500万円から1,000万円

これはあくまで相場ですが、大まかな指標として頭に入れておきましょう。

 

言語別の案件相場

ここまで再三、フリーランスエンジニアはスキルによって年収が異なると書いてきました。フリーランスエンジニアのスキルにはたくさんの要素があるのですが、言語はその中でも大きなものとなります。言語によって単価が設定されており、より開発が難しい言語の案件を受注することができればそれだけ多くの収入を得ることが可能になるのです。ここでは、案件数が比較的多い主要な開発言語7つに絞って、それぞれにどれくらいの単価が設定されているのか紹介していきます。

 

・JAVA

フリーランスエンジニアが受注する案件では、役3割がJAVAとなっています。その理由は、JAVAが汎用性の高い言語であるという特徴を持っているからです。JAVAをメインに案件を受注すると、平均800万円程度の年収になります。JAVAは案件数も多く将来性もある言語なので、学んでおいて損はない言語の一つだと言えます。

 

・PHP

PHPはフリーランスエンジニアが受注する案件の2割程度を占めている開発言語です。最近のウェブサイトでは、ほとんどのサイトでPHPが使われており、ウェブサイトの構築に欠かせない言語だと言えます。

 

PHPを中心に案件を受注すると、平均700万円程度の年収になります。CMSの代表格であるワードプレスもPHPで構築されているため、人気の高い開発言語の1つだと言えます。

 

・Python

Pythonは日本でのシェアこそまだ低いですが、Google3大言語の1つであり海外では高いシェアを誇っています。Pythonをメインに受注すると、平均700万円程度の年収になります。

 

Pythonの案件は現段階ではそれほど多くありませんが、今後案件が増えてくることが予想されている言語です。将来への投資としてPythonを学んでおくのは賢い選択と言えるでしょう。

 

・Rudy

Rudyは個人ではなく、Rudy on Railsを使った複数のエンジニアで開発を行うのが主流です。案件数もベスト5に入るくらい多く、世界的に見ても主流な言語の1つだと言えます。

 

Rudyは取得しているエンジニアが多いため、平均年収もやや少なくなっています。Rudyをメインに案件を受注すると、平均500万円程度の年収になります。

 

・JavaScript

JavaScriptはシンプルな作りで他のプログラミング言語の土台となる考え方を学べる言語であるため、初心者にオススメの開発言語です。フリーランスエンジニアが受注する案件数では第3位となっており、長期で安定して案件を受注することが可能です。

 

JavaScriptをメインとして案件を受注した場合、平均600万円程度の年収になります。JavaScriptは他の開発言語と組み合わせて使用されるケースも多いため、JavaScriptを習得することでエンジニアとしての幅を広げることにもつながります。

 

・C#

C#はC言語をベースとして作られたC++から更にJAVA言語を取り込んだプログラミング言語です。基本的にはデスクトップアプリの開発がメインとなります。C#をメインに案件を受注した場合、平均で600万円程度の年収になります。

 

・Swift

Swiftは2014年にオープン化した比較的新しい開発言語です。主にiPhone向けアプリの開発に使われています。Swiftをメインとして案件を受注した場合、平均500万円程度の年収となります。

 

Swiftは案件数が少ないことから平均年収も低くなっていますが、将来性は高い言語だと言えます。今後スマホアプリを開発する予定がある人は、積極的に学んでおきましょう。

 

フリーランスエンジニアで稼ぐためにやるべきこと

フリーランスエンジニアとして稼げるようになるのは簡単なことではありません。しかしやるべきことをしっかり行なっていれば必ずチャンスは回ってきます。ここでは、フリーランスエンジニアが稼ぐためにやるべきことを3点紹介します。

 

日々の勉強

エンジニアは日々勉強の毎日です。エンジニアとしてのスキルは一朝一夕で習得できるものではなく、日々コツコツと勉強する過程で次第に習得できるものです。現在活躍しているエンジニアの方も、自分のスキルを高めるために日々新しい言語の習得や分かりやすいコードを書くことに時間を費やしています。フリーランスエンジニアとして継続的に活躍するためには、謙虚に日々学ぶことが必須だと考えておきましょう。

 

自己管理

フリーランスとして働く場合、特に大切なのが自己管理です。フリーランスで働いている時に病気になってしまっても、誰も助けてくれません。また風邪などで納期が遅れてしまうと、クライアントの信用を失ってしまう可能性もあります。

またフリーランスは自由な働き方ができるからこそ、自分を律する力が求められます。仕事をサボっても誰からも注意されないため、楽な方に流されてしまい、いつの間にか案件が回ってこなくなるケースもあります。

フリーランスとして安定して稼ぐためには、自己管理能力が重要であることを覚えておきましょう。

 

定期的なコミュニティへの参加

在宅ワークのフリーランスは孤独です。そのため定期的にコミュニティに参加するようにしましょう。コミュニティとは、エンジニアが集まって親睦を深めたり、勉強会を開いたりする場であり、他のエンジニアと関わりを持つ大切な場所です。

他のエンジニアと関わりを持つことで、困った時に助け合ったり、案件を紹介しあったりなど様々なメリットがあるため、定期的にコミュニティに参加することを最優先事項として考えておいてください。

 

稼ぐフリーランスエンジニアの共通するスキル

現在フリーランスエンジニアとして活躍している人には、共通して持っているスキルがあります。ここからは、フリーランスエンジニアとして稼ぐためには、どのようなスキルが求められるのか解説していきます。

 

稼ぐフリーランスエンジニアに共通するスキル

稼ぐフリーランスエンジニアに共通するスキルにはどのようなものがあるのでしょうか?ここでは4つのスキルを紹介します。自分にそのスキルが備わっているのか確かめながら読んでみてくださいね。

 

専門的なスキル

フリーランスエンジニアとして周りよりも抜きん出るためには2つの方法があります。

1つ目の方法は、ある言語を徹底的に極めることです。JAVAやPHPなど習得者が多い言語で案件を受注するためには、その言語に対しての深い知識と自分にしかできないスキルを身につけておかなければいけません。開発のスピードやコードの見やすさなど、他のエンジニアと差別化できるポイントはいくつかあります。ここだけは他のエンジニアに負けないというポイントを持っている人こそが、フリーランスエンジニアとしてたくさんのお金を稼いでいるのです。

2つ目の方法は、3つ以上の言語を習得することです。2つまでなら習得しているエンジニアは少なくありませんが、3つ以上言語を取得しているエンジニアはそうはいません。

複数の言語を習得することで、エンジニアとしての仕事の幅を広げることができます。ある言語でつまずいた時には他の言語が解決策になることも少なくなく、クライアントとしてはあらゆる言語に対応しているエンジニアに仕事を任せたいという意思があります。そのため、安定して高単価の案件を受注することができるのです。

 

コミュニケーションスキル

稼いでいるフリーランスエンジニアの方は、高いコミュニケーション能力を持っています。フリーランスエンジニアにはコミュニケーション能力は必要ないと勘違いしている方もいるようですが、コミュニケーション能力は必須のスキルです。

エンジニアとしての業務は開発だけではありません。クライアントの意思を汲み取ること、クライアントのミーティングに参加することも重要な業務の一つです。そのため優秀なエンジニアを目指すならば、人間関係に強くなる必要があるのです。

クライアントとしても円滑なコミュニケーションができる人と仕事をしたいと考えており、単価の高い案件を受注するためにはコミュニケーション能力は欠かせないスキルだと言えます。

 

ビジネススキル

フリーランスエンジニアとして稼ぐためには、高いビジネススキルを身につけておく必要があります。特に重要なビジネススキルがプレゼンテーションのスキルです。クライアントに自分を売り込む場合も、業務内容におけるクライアントの疑問点を解決するためにも、プレゼンテーションが有効な手段となります。パワーポイントなどを使って分かりやすく迅速に要点を伝えられる能力があれば、それだけ案件を受注することができ、安定して収入を得ることが可能になります。

また他にもマーケティング能力やビジネスマナーなどのビジネススキルを持っておくと、稼げるフリーランスエンジニアにぐっと近づくことができます。

 

交渉スキル(営業力)

フリーランスエンジニアとして稼ぐポイントは、高単価の案件を獲得することにあります。どんなに高い開発能力があっても、営業スキルがなければ意味がありません。

またある程度安定して案件を受注できるようになったら、単価を上げる交渉も行いましょう。クライアントに自分が持っている技術や能力を的確に伝え、スキルに見合った価格を提示する価格交渉力も身につけましょう。中にはエンジニアの単価をわかっていないクライアントから低い価格を提示されることもありますが、この場合ははっきりNOと言う勇気もフリーランスエンジニアとして稼ぐためには大切です。

 

成功しているフリーランスの実例

フリーランスとして成功するためには、どんなフリーランスになりたいのかという目標を持つことが重要です。ここではフリーランスとして成功している人物を3人紹介します。

 

・川上量生さん

川上量生さんは、動画サイト「ニコニコ動画」の生みの親です。川上さんは大学卒業後、株式会社ソフトウェアジャパンで会社員エンジニアとして働いていました。その後独立して株式会社ドワンゴを設立し、動画シェアサービスサイトである「ニコニコ動画」を生み出しました。

 

・山田進太郎さん

山田進太郎さんは、フリマアプリ「メルカリ」の生みの親です。山田さんは大学卒業後、ウノウ株式会社を設立し、オンライン写真共有サービス「フォト蔵」や映画情報サイト「映画生活」などを作り出しました。その後立ち上げた「メルカリ」は、新しいムーブメントを巻き起こす画期的なサービスとして世代を問わず人気となっています。

 

・田中良和さん

田中良和さんは、SNSサイト「GREE」の生みの親です。田中さんは楽天やソネットエンターテイメントなどでエンジニアとして活躍した後、フリーランス業務の一環として「GREE」を立ち上げました。その後、サービスを充実させていき、現在は株式会社グリーの代表取締役になっています。

 

この3人は、フリーランスエンジニアとして成功を収めた代表的な人たちです。より高い収入を目指す過程で、彼らの考え方を参考にしてみてはどうでしょうか。

 

まとめ

・フリーランスエンジニアの年収相場は500万円から1,000万円となっており、スキルや案件の受注方法によって年収に差が出る。

・フリーランスエンジニアとして稼ぐためには、日々の学習や自己管理、コミュニティへの参加が大きなポイントになる

・フリーランスエンジニアに求められるスキルには、開発言語以外にもコミュニケーション能力や交渉スキル、ビジネススキルなどがある。

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